みなさんこんにちは。HCです!
私は、以前開催されたファムトリップの参加メンバーのうちの一人です。今回は、鳥羽市でのファムトリップの様子をご紹介したいと思います。
ファムトリップって?
ファムトリップとは、訪日外国人を呼び込むことを目的とした、プロモーションツアーのことです。仕事として外国人のニーズ調査へ行くため、お給料が発生します。まだ人が多くは来ていない地域や、これからもっと外国人を呼びたい!そんな地域に、様々な国籍とバックグラウンドを持つ外国人スタッフを募り、地域の魅力やニーズを外国人目線で調査します。
鳥羽市はどんなところか知っていますか?
鳥羽市は伊勢志摩国立公園に位置し、豊かな自然景観に恵まれています。養殖真珠の発祥地で美しい海と離島が見られ、昔より受け継がれてきた海女文化と漁業も体験できるところです。
三重で一番有名な観光スポットは伊勢・志摩ですが、そこからわずか30分で、鳥羽に行けちゃうんです!現在、鳥羽市に一番訪れている外国人は香港、台湾人だそうですが、これからは欧米や東南アジアの方にも魅力を伝えるため、ファムトリップを使った調査事業に力を入れています。
ファムトリップ当日の様子
鳥羽では、これまで6回に渡りファムトリップを開催してきました。今回は、2020年7月に行った第6回ファムトリップの様子をご紹介したいと思います!
京都から電車で約2時間、鳥羽駅に到着!
そしてこちらがホームに滑り込んできた「プレミアム特急しまかぜ」の展望車両の運転席部分♪この鋭角的なデザインと、客席部分が2階になっていて高い位置になってるところとか堪りません♪旅のメインイベントなので、この青い車両を見た時、テンションMAXでした♪ #近鉄特急 #しまかぜ #鳥羽 #近鉄 pic.twitter.com/5p0ylRzkCT
— まゆふぉん@たまゆら幻想ゲーム空間♪🍂 🎃💍🍊☕🍮 (@mayutantann) September 2, 2019
京都から近鉄特急に乗り、約2時間15分ほどで近鉄鳥羽駅に着きました。今回のファムトリップでは、香港、英国、ドイツ、フランスの計4ヵ国からメンバーが参加しました。鳥羽駅に到着後、主催の鳥羽商工会議所さまと集合し、簡単な自己紹介をして、早速ツアーが始まりました。
1日目:ミキモト真珠島→漁師の隠れ家アンカー
まず、駅の近くにあるミキモト真珠島に行きました。こちらには、「真珠王」と呼ばれ、世界で初めて真珠の養殖に成功した、御木本幸吉の記念像が設置されています。島内には、真珠博物館や御木本幸吉記念館もあります。
真珠養殖法やジュエリー制作などを見学し、真珠ジュエリーのコレクションと美術工芸品も見ることができました。海女の真珠養殖に対する貢献を記念するため、海では毎日海女の実演が行われています。ミキモト真珠島でしか見られないショーです!
1日目は、漁師の隠れ家アンカーという宿泊施設に泊まりました。
漁師の隠れ家アンカーでは、漁船クルージング、カキ筏見学、サビキ釣り、あさり養殖体験など、様々なアクティビティが体験できます!漁師さんが魚の捌き方も教えてくれたので、自分で釣った魚をさばいてみました。
夕ご飯は、海鮮BBQを満喫。おしゃれなダイニングホールで、地元の漁師達と一緒に飲んだり、話したり…こういったコミュニケーションを通じて、鳥羽の漁業文化がわかってきました。
2日目:滝行体験→鳥羽水族館→鳥羽湾めぐりとイルカ島→ゲストハウス AMARGE
朝8時、白瀧へ出発。
鳥羽で滝行体験ができるということは初耳です!滝行をしたことがないので、絶対試してみたいと思いました。白瀧大明神で大自然と触れ合い、綺麗な滝の水によって雑念を洗い流し、心身ともに清くなれると言われています。祈願も必ず実現できると信じられています。
滝行の後は、鳥羽水族館へ。
鳥羽水族館の飼育種類数は日本一で、様々な生き物に出会えます。アシカショーを楽しみ、おじさん顔で有名なアシカのニコちゃんにも会えました!
水族館を後にし、船に乗りイルカ島へ。
60年以上歴史がある遊園地、古の日本の雰囲気が濃厚で、とても魅力的です。外国人の私にとっては凄くお気に入りの場所となりました。イルカにおやつをあげたり、近距離で触れ合える貴重な体験ができます。また、スタッフさんと動物の間に深い愛情と絆を感じ、とても感動しました。
そして、2日目の宿先、ゲストハウスAMARGEに到着。
オーナーの梨香子さんは正真正銘の海女です。海女文化を守り世の中に広く伝えるため、梨香子さんが海女の仕事をしながら、海女体験をテーマした、ゲストハウスAMARGEを運営。
こちらのゲストハウスでは、海女小屋体験ができ、海女のことについて色々な話も聞き、さらに夕食も一緒に作って食べることができます。文化研究が好きな私にとって、現役の海女さんと一緒に暮らす体験ができ、とてもいい経験だと思います。
3日目:ノルディックウォーク→海女小屋体験はちまんかまど→答志島釣り体験
海女の古里とよばれ、海に囲まれた相差町の小径にノルディックウォークをしにやってきました。千鳥ヶ浜の北端沿い、専用のポールを使い、ウォーキングをしながら、素晴らしい景色が楽しめます。
お昼ごはんは、海女小屋体験はちまんかまど。
海女さんが目の前で新鮮な食材を焼いてくれます!海女さんと一緒に海女ダンスを踊ったり、海女の衣装を着てみたり、団体のお客様でも楽しく盛り上がります。
最後のアクティビティは答志島で釣り体験。
鳥羽マリンターミナルから答志島まではフェリーで約30分。
用意された釣具は見慣れたものではなく、クラシックなもので、皆「えっ…」と思いながら初体験。結構難しく、全員ノーフィッシュでフィニッシュしてしまいました…
こうして、2泊3日のファムトリップが終了!
終了後は、一週間以内にレポートを提出します。それぞれの体験の情報発信やアクセスなどについて、感想や改善点を報告します。
今回ファムトリップに参加してみた私にとって、鳥羽は日本漁村と海女の里の風情を体験できる、素敵な観光地だと思います。これからも、鳥羽本来の独特性をキープしつつ、今回のファムトリップで交わされた外国人ならではの様々な視点を取り入れ、より素敵な観光地になるようにお祈りしております。
おわりに
jimominでは本記事でご紹介したファムトリップを始め、観光に携わるインバウンド調査、meetupなどのイベント情報を随時更新しています。今はコロナの影響で実際に大勢が集まるイベントの開催は難しいですが、なにか気分があがるような、楽しいイベントを企画できたらと思っています!ぜひ、これからもイベント情報をチェックしてみてくださいね!