コロナによってこれまでの生活がよりデジタルへ移行していく中、変わらないものとは?
未だ収まるところを知らないコロナウイルスの影響で、生活における様々なことが変化しました。中でも、リモートワークやZoom飲み会などをはじめとする物事の「デジタル化」が大々的に普及するきっかけとなりました。
コロナ後の日本で、変わっていくこと、そして変わらないこととはなんなのでしょうか。
変わったこと
ーマスク化
我が家にもやっと、
「アベノマスク」が届きました。
「自分は感染者かもしれないという意識をもっていただき、症状がない人でもマスクの着用をお願いします。」ですね。
了解しました!#厚生労働省#3つの密を避けましょう! pic.twitter.com/X1UHr0qDsP— 樹 木 (き き) (@5a29vUgoxi1GHU4) June 15, 2020
手作りマスクの普及や政府からのマスク配布(通称アベノマスク)などにより、マスクが人々の生活必需品となりました。元々、普段からマスクをつける習慣があった日本ですが、今回のコロナでマスク着用率が急上昇したのは一目瞭然です。また、日本人はマスク着用に抵抗がないことや、コミュニケーション時の接触が欧米圏と比べると低いことから、コロナの感染者を少数に抑えられているようです。
ーオンライン化
在宅ワークが一気に進んだことにより、今まで難しいとされていたリモートワークが可能であることが様々な業界で証明されました。中には、今回を機に今後のリモート化が正式決定した企業まで。個々人のキャリアライフに合わせて最適な選択ができるよう、世の中が柔軟に変化してきています。また、コミュニケーションの一環である飲み会、イベントなど、ありとあらゆることがオンライン上で完結するようになりました。
ー政治への興味関心
今回のコロナ禍では、世界各国の対応が話題となりました。日本は決して政治への興味・関心が高い国とは言えませんが、補償金や給付金、緊急事態宣言など、政府のコロナ対応には注目が集まりました。特に投票率の低い若者世代にとっては、政治を身近に感じる機会となりました。
一方で、変わらないこと
ー人への思いやり
当たり前のことですが、今回のコロナ禍では人同士の思いやりの大切さが浮き彫りとなりました。品切れ状態が続くマスクを求めて薬局の店員に怒鳴る客が増えたことや、SNSの時間が増えたことによる誹謗中傷の影響にも注目が高まりました。緊急時こそ、人と人とが手を取り合って思いやりを持てる社会にしていきたいものです。
ー情報リテラシーの大切さ
上記でも述べたとおり、家で過ごす時間が増えたことで必然的にSNSを使用する時間が増えた人が多くなりました。比例して、SNSユーザーが政治や世の中への不満、有名人への誹謗中傷、プライバシーに関わる情報の漏洩などに遭遇する機会が増えたことになります。インターネットが普及してからというもの、情報リテラシーの大切さは叫ばれてきましたが、今後はより一層その重要性が高まっていくでしょう。
デジタル化が進んだ先にある未来
まだコロナによる影響は続き、現段階以上に様々なことがデジタルで行われるようになっていくと予想されます。
今後の日本では、リモートワークが当たり前の世界になり通勤ラッシュの苦しみから解放される人が増えたり、SNSでの取り締まりが強化され悲しむ人が減ったり、オンラインでの政治参加を機に若者の投票率が上がる・・・というような未来がくるかもしれません。