こんにちは!jimomin編集部のChisaです!
先日、2ヶ月にわたって開催してきたjimomin会員様限定のオンライン勉強会「ビジネス日本語と日本企業文化講座」が終了しましたのでその様子をご紹介します!
ビジネス日本語と日本企業文化講座とは
開催の目的
日本で就職を目指している外国人の方に向けた、日本企業に就職したときやビジネスシーンで使える日本語を学んでもらう。
京都ランゲージセンター代表の富澤一成さんにご協力いただき「新たな語彙や表現をたくさん覚えるというよりは、これまでに習った日本語をどう使うかを考え、自己表現するために、つまり、日本人を動かすにはそれらをどのように使うのが有効かを考える」内容の講座となりました!
講師紹介
富澤 一成さん
・大阪YMCAランゲージセンター事務局非常勤職員
・京都文化日本語学校日本語科事務局主任及び日本語教師
・公益財団法人京都日本語教育センター京都日本語学校事務局長
などの経歴を経て、2014年9月に京都ランゲージセンターを開業。留学生の就職活動支援、そして高等教育機関と日本語教育機関との教育連携の推進を通して、留学生によりよい留学環境を提供し、多文化共生社会の実現への貢献を目指す。
開催日程
今回の講座は、オンライン(Zoom)で90分の授業を4回開催しました。
- 第1回目1月5日(火)
- 第2回目1月19日(火)
- 第3回目2月9日(火)
- 第4回目2月23日(火) 各回:午後6時30分~午後8時
講座の様子
今回は日本語能力試験N2程度以上の日本語能力がある方を対象にした講座で、ロシア出身のアンジェリカさんとイーゴリさんのお2人と中国出身のテリーさんの合計3人の方に参加していただきました。3人とも日本の大学で勉強されており、日本での就職を目指しているそうです!
♦2ヶ月間の講座内容のまとめ♦
- 参加者自己紹介
- 就職活動における自分の強み
- 謙遜と謙虚について(まだまだです の使い方など)
- 自己&他己紹介(社内/取引先相手・外部向けの自称の使い分けなど)
- 日本人の対人関係の作り方の特徴
- 日本語会話の基本(留意する点)
- 名刺交換のマナー
- クッション言葉の使い方
- 微妙な言葉のニュアンスの違いと使い分けを理解する(ことになる/ことにする・~たので/~てからの違いなど)
- 日本の企業文化について(フィードバックの受け方、自分の意見の伝え方など)
講座は上記の幅広い範囲を使用教材をもとに詳しく、ロールプレイを用いた会話の練習やディスカッションを中心に、参加者とのコミュニケーションを大切にしながら進められました。
講座中のルールは2つ「富澤さんを先生とよばない」、「講座中はおかしを食べたり、飲み物を飲みながらで大丈夫」。富澤さんの優しい人柄のおかげで、講座は終始和やかに進められました。オンラインですが、冗談も交えながら参加者を笑わせるシーンも多くあり、発言や質問がしやすい環境だったと思います。真剣に考えて答えを出したり、メモをとったりされる3人の姿を見て、講座への意気込みを感じました!
日本語が母国語の私も「そうだったんだ!」と思わせられる言葉の使い方や本来の意味もたくさんあり、恥ずかしながらとても勉強になりました!
参加者からの声
参加者の皆様からは
「日本語だけではなく、企業文化などについて様々なことを学びました。富澤さんは明るくて会話しやすい人なので、毎回の授業はとても楽しかったです。特に気に入ったのは、日本語や敬語のニュアンスということです。また機会があれば、こういう授業を受けてみたいです。」
「4回の授業がすごく充実していて、内容もおもしろくて、日本語の練習もできました。」
「大変勉強になりました。仕事場で使う敬語、丁寧表現を改めて考えさせました。ありがとうございます。」
などの感想をいただき、この講座を開催できて本当によかったと思いました。
まとめ
今回私は運営スタッフとして、様々な国籍の留学生に日本語を教えた経験や就職支援の経験が豊富な富澤さんの講座に同席させていただきました。企業も外国人も多様性を重視し「日本人とおなじように日本人として」を求めるのではなく、日本の文化や日本人の特徴を理解したうえで「外国人であることの強みを活かせる」働きかたを求めるべきだと感じました!新型コロナウィルスの影響で今回はオンラインでの開催にまりましたが、一刻も早く教室に集まって勉強会ができるようになればいいなと思っております!
今回参加していただいたアンジェリカさん、イーゴリさん、テリーさんご参加ありがとうございました。今回の講座が少しでもみなさんの就職活動や今後のビジネスシーンでの手助けになることを願っております!
また、ビジネス日本語と日本企業文化講座を開催する際はお知らせしますので、今回参加できなかったみなさんもぜひ参加してくださいね!