コロナの影響で日本では新しいテレビドラマの撮影がしばらく中断されていました。そのため、最近では昔人気だったドラマの数々を再放送しています。
この記事では、過去の人気ドラマより「名言」と言われるセリフをピックアップしてみました。日本人にとって刺さる名言セリフって、一体どんなものなのでしょうか?ドラマから垣間見える日本の文化にフォーカスしてみましょう!
人気ドラマの名言から、日本の文化を学ぶ
①「じゃぁ君はさぁ、なくても困らないものをわざわざ買う?」
―「逃げるは恥だが、役に立つ」
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7/4(土)
7/5(日)
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— 南 富美香@べやにあん (@fumika_373) June 30, 2020
日本では「付き合うまでは長いのに、結婚まではあっという間」という恋愛スタイルが主流です。外国人にとっては違和感のある恋愛スタイルなのではないでしょうか?
通称「逃げ恥」と呼ばれるこのドラマは、主人公の2人が「契約結婚」をすることから始まる恋愛ストーリー。現代を生きる様々な愛や結婚の形、恋愛の難しさをコミカルに描き大ヒットとなりました。
この名言は、主人公・津崎平匡(写真右)の同僚・風見のセリフ。モテ男の彼が、彼に結婚を迫る女の子に向けて放ったセリフです。
流石にここまでストレートに結婚を拒否する男性はなかなかいませんが、至る所から日本男児の「わかる〜〜!」という声が聞こえてきそうです。日本人男性も少なからず「結婚なんてわざわざしなくてもいいのになあ」と思っていることが垣間見えますね。
②「そもそもお前は何のために働くんだ?」
―「過保護のカホコ」
イチャイチャしてるようにしか見えないから好きなシーン#過保護のカホコ pic.twitter.com/XMVrkLcXjb
— 過保護のカホコのミレイ (@mirei426_2nd) June 27, 2020
多くの日本人にとって、小学校入学から高校や大学を卒業し、就職をするまでのレールが敷かれていることが大概です。ノンストップでそのレールをなぞる人が多く、海外のようにギャップイヤーを取ったり、ホームスクーリングをしたり、簡単に転職したりする人はあまり見かけません。常に忙しく奔走しているため「なぜ働くのか?」ということを考える暇がないともいえるでしょう。
このドラマでは、超過保護な母親に育てられた主人公に自我が芽生え、親離れをしていくストーリーです。この名言は、主人公・カホコが真逆の性格をもつハジメに言われた言葉で、多くの視聴者の心に刺さりました。
③「空気って読むものじゃなく吸って吐くもの」
―「凪のお暇」
7巻✨女の敵は女というね、、とくに母娘は根が深いよ。お母さんもまた婆ちゃんのモラハラの被害者だったか。負のスパイラルよな。。ここから凪がどう抜け出せるか⁉️慎二は立ち回り上手いけど根は凪と同じなんだなぁ。ゴンさんも目覚めたようだし、誰が凪の闇堕ち脱出のキッカケになるか⁉️ pic.twitter.com/c3xiR9IgGV
— ウニャ美@少女漫画垢 (@unyami2019) June 23, 2020
「空気を読む」という日本語のフレーズをご存知ですか?これは、「周りの雰囲気から状況を察し、自分の取るべき・取らないべき行動を判断すること」です。日本人が超能力者だと言われるのは、圧倒的にこの「空気を読む力」が鍛えられているためです。
しかしながら、いくら日本人でも、空気を読みすぎることは疲れます。このドラマは、まさに空気を読みすぎてしまう弱気な主人公が社会に疲れてドロップアウトするお話。主人公・なぎは会社を辞めてからやっと「空気は読むものではなく吸って吐くもの」だということを思い出すのです。これは、日本人ならば誰もがぐさっとくるセリフでした!
人気のドラマには、日本人に刺さる理由がいっぱいある
ドラマ作品は、その時の社会背景や日本人の気分感がダイレクトに反映されているもの。特に人気が出る作品は、視聴者の心をうまく捉えています。反響があるセリフには、日本人の考えていることや、文化やジレンマなどが詰まっています。
この機会におうち時間を使って、日本のドラマをご覧になってみてはいかがでしょうか?今まで見えてこなかった日本人の意外な一面が見えてくるかもしれません!