日本に住んでいるみなさんに、京都の代表的な3つのお祭りをおすすめします。春から夏にかけて行われる「葵祭」「祇園祭」「京都五山送り火」です。京都は日本中の文化のルーツといえますが、これらのお祭りは長い歴史と伝統があって、日本文化を理解したい人に、ぜひ見てほしいのです。
京都で最も歴史のあるお祭り「葵祭」
約1500年前から始まったお祭りで、5月の初めから行事が始まります。京都は長い間 日本文化の中心でしたが、その中でも「平安時代」は華やかな貴族文化で有名です。そんな伝統的な美術文化が見られるのが特長で、毎年5月15日には、平安貴族の豪華な衣裳を着た、500名以上の行列が華やかにパレードします。また5月3日に下鴨神社で行われる「流鏑馬(やぶさめ)」は走る馬に乗って弓をうつ行事で、こちらも貴重な伝統行事を見ることができます。
このお祭りを見る前に、世界中で評価が高い昔のロマンス小説「源氏物語」について知っていると面白くなります。(読むのは大変ですが、調べるだけでも興味がわきます)
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「京都・年中行事」
葵祭
2019年5月15日(水)
京都三大祭の一つ、トップをきって葵祭
京都御所~下鴨神社~上賀茂神社
京都市北区https://t.co/dCwlDwXChG pic.twitter.com/2xUCg8eljd— ✿「風 Ⅱ」✿ (@kimagasenohaha) May 14, 2019
日本を代表するお祭り「祇園祭」
「葵祭」は貴族のお祭りですが、「祇園祭」は庶民のお祭りです。毎年7月16日の「先祭宵山」は、夕方から「山鉾」に駒形提灯の灯りがともり、コンチキチンの祇園囃子が聞こえてきて、とても風情があります。美術品のような装飾に彩られた山鉾には、優雅な日本の美しさがあります。それぞれの山鉾に上ることが出来たり、ちまき(お守り)を買ったりして、夜遅くまで多くの人々の熱気であふれます。そして翌日の「山鉾巡行」は、23基の巨大な山鉾が大通りを進む圧巻の行列です。祇園祭の行事は7月の1か月間行われ、お神輿や花傘巡行などの見どころが続きます。
京都夏の風物詩、祇園祭。
祇園祭って疫病除けの神事として始まったお祭りなので、中止にはなってほしくないなぁ。
それまでに収まってくれればいいんだけど。 pic.twitter.com/IabSsirIWr— うさだぬ (@usalica) April 14, 2020
京都の夏の風物詩「京都五山送り火」
お祭りとは言えないかもしれませんが、日本人はみんな「大文字焼き」として知っている有名な宗教行事です。日本には夏にご先祖様が帰ってくる「お盆」があり、家の前で「送り火」を燃やしてあの世に戻るのを見送ります。毎年8月16日の夜に行われる大文字焼きはその巨大なもので、京都のまわりの5つの山に「大文字」や「妙法」「船形」「左大文字」「鳥居形」という特徴あるかたちの、大きな赤い送り火がともります。静かで幻想的な日本の風景も、ぜひ一度体験してほしいものです。
https://t.co/dcB8UaEJgc
今年の京都五山送り火は開催されるのか問い合わせてみたところ、「開催する方向で検討しているがまだ正式決定はしていない。もし開催するとしても、例年通りの形では難しいだろう」とのこと。— 黒糖 (@tabinidetaina) May 29, 2020
今年の夏はコロナウィルスのために自粛ばかりですが、京都五山送り火は宗教行事なので見ることが出来ると思います。
お祭りの楽しみ方は、地元の人に教えてもらうのが一番!日本人は内気な人が多いのですが、どんどん聞いてみてください。そうすれば、きっとフレンドリーに教えてくれるはずです。
日本中には誰でも参加でき、踊ったりする楽しいお祭りがたくさんありますので、ぜひ いろいろと体験してみてくださいね!