みなさんは、電車をご利用されるでしょうか。公共交通機関として発達している電車は、老若男女すべての人が利用するメジャーな移動手段として確立されています。日本人にとっては、時間が正確であることから通勤通学なども含めて高い信頼性のある電車ですが、その時間の正確性は世界から見るとすごいことだったのです。
ここでは、様々な角度から日本の電車についてご紹介したいと思います。
世界に誇る日本の電車の正確性
日本では、電車の運行にトラブルがない限りは時刻表どおりに電車は運行しています。その正確さは、遅延させないためには駅員の努力・技術・仕組みなどが構築されています。
早く出発したことで謝罪?
電車が遅れて謝罪することがあっても、早く出発して謝罪することは世界的に見てもあまりないのではないでしょうか。
うるさい日本人だからこそかもしれませんが、過去に数十秒早く出発したことに対して謝罪文を発表したことがありました。これには、さすがに日本人も「大げさすぎる」と驚きを隠せなかったようです。
(参考:https://www.bbc.com/japanese/44150537)
新幹線の正確性
外国と比較すると遅延がほとんどないことで知られている日本の鉄道ですが、新幹線はより一層その正確性に磨きがかかっています。東海道新幹線一本一本の遅れを積算し、年間の全列車本数約13万本で割ると、2016年度の平均遅延時間はわずか24秒との記録があります。東京~新大阪間における「のぞみ」での所要時間は2時間25分ほどですので、乗客はほとんど体感できない範囲となっているのです。
遅延も良くある?!
日本の鉄道は正確性に優れていますが、それでも遅延がないわけではありません。ここでは、遅延が多い関西の鉄道線をご紹介したいと思います。
第3位(1週間に2日以上)
JR大阪環状線、JR学研都市線、南海本線、阪神本線、大阪メトロ堺筋線など
第2位(1週間に3日以上)
JR阪和線、JR東西線、JR湖西線、阪急京都線など
第1位(1週間に4日以上)
JR京都線、JR神戸線、京阪本線、大阪メトロ御堂筋線など
ランキングを見ていると、やはり乗車数の多い路線ほど遅延が発生する可能性が高いことが伺えます。
日本人の時間感覚とは
外国の方が日本に来て驚いたことを聞かれた時、鉄道やバスの運行時間の正確さを挙げる人が多くなっています。これは、日本人の時間感覚にも起因していているのです。
例えば、待ち合わせなどをしていると約束時間の10分前には到着するように心がけている人が多いですし、遅刻の概念であれば1分遅れただけでも遅刻として認識しています。このように、時間の正確性を重要視している日本人だからこその感覚であると言えるのではないでしょうか。
ここまで、日本の電車の正確性などについてご説明をさせて頂きました。日本では、時間を正確に守る人が多いからこそ、電車もそれに追随するように正確であると言えるのではないでしょうか。