日本の結婚式、見たことがありますか?日本の結婚式といえば和装婚や神前式。一般的には神社で着物を着て行うものをイメージされる方も多いかと思います。しかし、現在は好みにより、あらゆる形で行うケースが大半です。
ここでは日本の結婚式の歴史やスタイル、外国人にも参加しやすい、結婚式のオススメをお伝えしようと思います。
日本の結婚式の起源とは?
元々は日本の神様の結婚式から伝わってきているとされています。日本で一番古い書物の一つとされる「古事記」。この本に最初に日本を創造したとされる神様「イザナギ」と「イザナミ」の式の様子が描かれています。
この二つの柱となる神様からさまざまな神様が生まれて、日本という国ができてきた、というわけです。ヨーロッパで主流のギリシア神話と似ていますよね。
神社で行う「神前式」の始まりとは?
神社や日本古来の神様の御前で行う式のことを「神前式」と言います。比較的、日本でも新しい文化で、明治33年、大正天皇が宮中御前にて催した御婚儀を一般の人も行えるような形で東京大神宮(旧、日比谷大明神)にて、始めたのが最初になります。今ではすっかり定着して、日本中の神社やホテルなどの式場で行うことができるようになっています。
日本で人気の結婚式のスタイルとは?
現在、日本の結婚式の一番人気は、ドレスや教会、バージンロードへの憧れが強く、チャペル式になります。しかし、日本古来の和婚、神前式もじわじわと広い年齢層に人気があり、多くの人が行っています。また、宗教を問わないという意味で、参列者の御前で誓う「人前式」もオリジナリティーがあり、人気となっています。
外国人が、日本の結婚式を体験する際の注意点は?
最初に注意して欲しいのは「宗教」についてです。宗教の内容によっては、神前式などは難しい場合もありますので、ゲストやご家族の意見にも耳を傾ける必要があるかもしれません。
ただ、日本の神前式において、他宗教の方や外国人の方だからといって、式を断られることはまずありません。興味があれば積極的に問い合わせてみてください。
やっぱり憧れる!日本伝統の和装婚&神前式
あえて白無垢や袴を着て和装により結婚式をやってみたい!日本の神様の御前で誓い合いたい、という方は、外国人在住者に限らず、インバウンド婚で希望する方も沢山いらっしゃいます。日本の伝統文化を身を持って体験できる、という意味でも日本の「神前式」や「和装婚」は外国人には珍しく、イベント性も高く、参列者も含め多くの方が楽しめると思います。
日本の結婚式について簡単にまとめてみましたが、いかがでしたか?この日本式の結婚式をなさっている外国人も現在は時折、お見かけします。
ここでオススメしたいのが、大きな有名な神社だけではなく、地元の氏神様の神社などでも手軽に「神前式」を行えるケースがある、という点です。まずは自分が住んでいる土地の神様を祭る神社を、一度訪ねてみてはいかがでしょうか。ご縁と共に新しい発見が、あるかもしれません。